変数・条件分岐・配列・関数を、短い例で見分けられる。
この章で学ぶこと
変数は、値に付けた名前
const employeeName = "佐藤";
let status = "下書き";
status = "申請中";employeeNameは氏名の値に付けた名前です。constで作ると、その名前に別の値を入れ直せません。letなら入れ直せます。ここでは状態を「下書き」から「申請中」に変えています。
ifは「もし〜なら」
const amount = 12000;
if (amount >= 10000) {
console.log("部長の承認が必要です");
} else {
console.log("課長の承認で進めます");
}ifの丸括弧は条件、波括弧の中は条件を満たしたときの処理です。elseは、それ以外のとき。console.logは開発者向けの出力に使うもので、これだけで利用者の画面にメッセージが出るわけではありません。
| 記号 | 読み方 | 例 |
|---|---|---|
>= | 以上 | 10000以上なら対象 |
> | より大きい | 10000ちょうどは対象外 |
=== | 等しいか確かめる | status === "申請中" |
&& | 両方を満たす | 金額が上限以内、かつ領収書あり |
非エンジニアが確認したいのは「1万円ちょうどは誰が承認するか」。このような境界の仕様を、記号を見ながら確認できます。=は値を入れる、===は比べる、という違いも押さえましょう。
配列は、同じ種類のデータの一覧
const amounts: number[] = [1200, 800, 3000];
for (const amount of amounts) {
console.log(amount);
}number[]は数値の配列です。角括弧の中に複数の値を並べます。for ... ofは、一覧から1件ずつ取り出して同じ処理を行う書き方です。ここでは1200、800、3000を順に出力します。
表計算の列を思い浮かべると近いですが、配列の最初の位置は通常0です。amounts[0]は1200。1件目を[1]だと思わないようにしましょう。
関数は、名前を付けた処理のまとまり
function addTax(price: number): number {
return Math.round(price * 1.1);
}
const total = addTax(1000);addTaxという名前の処理を定義しています。priceが受け取る値(引数)、丸括弧の後の: numberが返す値の型です。returnで計算結果を呼び出し元に返します。最後の行では1000を渡して、1100を受け取ります。
書き方が変わっても、見る場所は同じ
const addTax = (price: number): number => {
return Math.round(price * 1.1);
};これはアロー関数と呼ばれる書き方です。すべての記号を覚えるより、何を受け取り、何をして、何を返すかの3点で読むと迷いません。短い処理では波括弧やreturnを省く書き方もあります。
理解を、たしかめよう。
各問の答えを選び、「答え合わせ」を押してください。何度でもやり直せます。
ここまで読めたら、ひと区切り。
理解できたところまでを振り返って、読了を記録しましょう。
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