CHAPTER 01 / 08 THE BIG PICTURE

TypeScriptって、何だろう?

JavaScriptとの関係と、仕事で使われる理由。「型がある」と何がうれしい?

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この章のゴール

TypeScriptとJavaScriptの関係を、自分の言葉で説明できる。

この章で学ぶこと
1.1

「TypeScriptで作っています」と言われたら

あなたが担当する社内の経費申請ツール。開発担当が「画面はTypeScriptで作っています」と説明しました。これは、プログラムを書くための言語の名前です。Excelや会計ソフトの製品名ではありません。

この教材では、架空の「ハルマチ商事」の経費申請ツールを共通の題材にします。名前、金額、承認の状態といった身近なデータを使い、短いコードの意味を日本語に置き換えていきます。プログラムを一から書く必要はありません。

1.2

JavaScriptに「事前の確認」を加える

Webサイトでボタンを押すとメニューが開く。入力した金額から合計を計算する。こうした動きに広く使われるのがJavaScriptです。ブラウザだけでなく、Node.jsなどを通してサーバーでも使われます。

TypeScriptは、JavaScriptに「型」を使ったチェックを加えた言語です。型とは、値が文字なのか、数値なのか、どの項目を持つのか、といったデータの約束です。コードを実行する前に、約束の食い違いを見つける助けになります。

JavaScript動き・処理を書く
型の約束データの扱いを確認
TypeScript実行前に気づきやすく

たとえば、金額を入れる場所に「確認中」という文字を入れようとしたら、計算する前に気づきたいはずです。TypeScriptは、こうした種類の不整合を検出します。

1.3

言語・道具・サービスを分けて考える

名前何を担当する?業務にたとえると
TypeScriptプログラムを書く言語・型のチェックルールを書き込める作業用の書式
React画面の部品を作るライブラリ画面を組み立てる部品セット
Node.jsJavaScriptをブラウザの外で動かす実行環境処理を動かす作業場
Vercelなど作ったアプリを公開するサービス利用者に届ける場所

「TypeScriptを採用した」だけでは、画面の見た目、データベース、公開先は決まりません。言語と周辺の道具を分けると、開発の説明が整理できます。

1.4

なぜ、チームの仕事に向いているのか

型の約束があれば、他の担当者も「この金額は数値」「承認状態はこの3種類」と読み取れます。項目名を変更したときに、古い名前を使っている箇所を見つける手がかりにもなります。

一方、型を設計する時間や学習は必要です。小さな変更でも関連する型の修正が必要になる場合があります。「TypeScriptだから安い・安全」と決めつけず、変更に強くするための仕組みのひとつとして捉えましょう。

CHECK YOUR UNDERSTANDING

理解を、たしかめよう。

各問の答えを選び、「答え合わせ」を押してください。何度でもやり直せます。

Q01TypeScriptとJavaScriptの関係で正しいものは?
Q02「TypeScriptを採用した」だけでは決まらないものは?
Q03非エンジニアが型を知る主な利点は?

ここまで読めたら、ひと区切り。

理解できたところまでを振り返って、読了を記録しましょう。

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